ウリ科にも、塊根を持つ子が居るんです。


題名にも書いた通り、

【ウリ科にも、塊根を持つ子が居るんです。】

 

早速紹介していきましょうか。

f:id:caudex31:20200826103242j:plain
f:id:caudex31:20200826103255j:plain
20200822 cissus tuberosa

シッサス・ツベローサは、塊根植物の概念を覆す性質の持ち主。

この子、伸ばしたツルの先に新たに塊根を作るのです。

通常実生でしか塊根は形成されませんが、子塊根(造語)を

自ら作る性質を持つのはなかなか珍しいですね。

 

 

f:id:caudex31:20200826103101j:plain
f:id:caudex31:20200826103112j:plain
20200822 ibervillea tenuisecta

イベルビレア・テヌイセクタは、THEウリ科!といった葉を、

旺盛に伸ばし続けます。塊根の見た目は、フォッケア・エデュリス(火星人)

にとても似ています。休眠していたら、どっちか分からないですね。

 

 

f:id:caudex31:20200826103142j:plain
f:id:caudex31:20200826103155j:plain
20200822 cissus trifoliata

シッサス・トリフォリアータは、塊根と言うより、塊茎でしょうか。

見ての通り、茎です。葉っぱが苺の葉のようで可愛いです。

 

 

f:id:caudex31:20200826102919j:plain
f:id:caudex31:20200826103345j:plain
20200822 kedrostis gijef

ケドロスティス・ギエフ(ギジェフ)は、、、こちらも塊茎ですね。

葉っぱはニガウリの葉のようで面白いです。

確認のため、もう一度言いますが、茎です。

 

 

f:id:caudex31:20200826103206j:plain
f:id:caudex31:20200826103225j:plain
20200822 coccinea trifoliata

コッキネア・トリフォリアータは、しっかりと塊根です。

お待たせしました、塊根です。葉っぱは1枚葉で、表面に微毛があります。

ウリ科っぽい特徴が多く詰まった子です。

 

 


f:id:caudex31:20200826155939j:plain


20200822 momordica rostrata

最後はドーンっとモモルディカ・ロストラータです。

でかいです。持った時に腰に負担が来る重さです。

あまりにも葉っぱがとっ散らかるので、支柱を立てました。

そしてこの子は女の子です。相手がいません。

 

※オス株をお持ちの方、いらっしゃいましたら、挿し木を

送ってください。収穫した種の半分とメスの挿し木を送ります。

ご連絡はインスタグラムメッセージへお願いします。

 

おそらくこの投稿を見て、ウリ科コーデックスかっこええ!となる方は、

いらっしゃらないと思いますが、いいのです。

彼らを表舞台にちょっとでも出すことが出来たのだから。

 

【登場植物】

1.cissus tuberosa(シッサス・ツベローサ)

  メキシコ/プエブラ州 原産 標高1500m前後の岩場に自生。

 

2.ibervillea tenuisecta(イベルビレア・テヌイセクタ)

  メキシコ~アメリカ 原産 

 

3.cissus trifoliata(シッサス・トリフォリアータ)

  アメリカ南部~メキシコ等

 

4.kedrostis gijef(ケドロスティス・ギエフ)

  南アフリカ共和国?(詳細不明)

 

5.coccinia trifoliata(コッキネア・トリフォリアータ)

  アフリカ等?(詳細不明)

 

6.momordica rostrata(モモルディカ・ロストラータ)

  ケニアウガンダ等 古株で30cmくらいになる。写真の2倍。